台湾当局がフィリピンに72時間以内の回答を要求
台湾当局の指導者、馬英九氏は11日夜に高官会議を招集し、深夜に決定を発表した。フィリピン公船が台湾漁船「広大興28号」を銃撃して船員1人が死亡し、漁船が大きな被害を受けた事件について、台湾当局はフィリピン政府に(1)正式な謝罪(2)損害賠償(3)迅速な徹底的調査と犯人の厳重な処罰(4)「台湾・フィリピン漁業協定」交渉の迅速な始動--という4つの「厳正な要求」をした。新華網が伝えた。
台湾当局は12日午前0時から72時間以内にフィリピン政府から前向きな回答がない場合、抗議のためフィリピン人労働者の就労申請を凍結し、駐フィリピン台湾代表を召還するほか、駐台湾フィリピン代表に帰国して事件の適切な処理に助力するよう要求するとしている。
台湾籍漁船「広大興28号」は9日午前、鵝鑾鼻の南東沖164海里地点でフィリピン漁業・水産局公船に銃撃された。漁船は北東方向へ全速で逃げたが、フィリピン公船は約1時間執拗に追跡した後、ようやく離れた。海峡両岸はこの事件に強く注目。島内各界は強い憤りを表明し、事件発生後の当局の対応が余り強硬でなかったことを問題視している。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月12日