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北京で再び煙霧 深刻な大気汚染は今後も継続

【中日対訳】

 立夏から一夜明けた6日、北京市では気温が上昇し、煙霧が発生、最高気温は30度まで上がると予想された。同日午前9時までに、全市の監測ポイント35カ所は軒並み、5級の重度汚染レベルを上回った。市環境保護監視測定センターによると、北京市の深刻な大気汚染の明らかな改善は当面見込めないという。新華社が報じた。

 6日午前9時までに、北京市内にある35カ所の監測ポイントのうち、26カ所で5級重度汚染、9カ所で6級深刻汚染をマーク、主な汚染物質として観測されたのは、PM2.5(微小粒子状物質)だった。6級深刻汚染が観測された観測ポイントのうち、永定門や南三環の午前8時時点でのPM2.5濃度は、1立方メートルあたり400マイクログラムを上回った。

 北京市環境保護監視測定センターは中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」で、「同日午前9時の時点で、北京全市が、PM2.5による重度汚染・深刻汚染レベルに達したことから、全市民は、戸外での運動や激しい肉体労働を極力避け、高齢者、子供、心肺疾患を持つ人は、防護策を講じるべき」と呼びかけた。

 中央気象台の最新予報によると、6日夜から9日にかけて、中国西部から東部にかけて、広い範囲で雨が降る見込み。このうち、西北地域東南部、南西地域東部、江漢、長江・淮河流域、江南、華南の各地で大雨、一部地域で暴雨となる予想。これらの地域では、局所的に雷雨・強風・雹など強い対流天気を伴う恐れがある。7日夜以降、華北や東北では、降雨によって大気の質が改善される見通し。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年5月7日

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