◆どこも清潔で静かで調和的
筆者らは4月末に新宿御苑を訪れた。1906年に建設されたこの公園は、環境省から「国民公園」の称号を得た。私たちが到着したのは10時頃で、すでに大勢の観光客が集まっていた。列に並び入場券を購入する三十分間、人々は秩序正しく列を作り、騒ぎ叫ぶ声は聞こえなかった。人々が話す様子はまるで恋人同士のようであり、他の人に聞かれることを恐れているかのようだった。
入場後、私たちは現地の習慣に従い、持参したビニールシートを敷いた。その上に荷物や上着を置きっ放しにしたまま、あちこちを見て回ることができた。筆者は連れ合いと、池・川・丘のある公園を鑑賞したが、どこも清潔で静かで調和的だった。人々は自覚してゴミの分別を行い、大人も子供もゴミを指定された場所の異なるゴミ箱に捨てた。ゴミ捨てでさえ、焦らず列を作り行われていた。
私たちが公園を出た時も、来場者の長い列ができていたが、秩序正しい様子だった。注意書きやスローガンはなく、先を争う割り込みもなかった。公園の外を走る自転車も軽々しくベルを鳴らさず、公園の静けさを破ることをためらっているかのようだった。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月8日
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