トヨタの時価総額がサムスン超え アジア最大の製造メーカーに
日本の緩和的な財政・金融政策が市場の楽観ムードを形成している。日本の株式市場は今年より全面高になり、現在までに45%高となっている。日本政府が5月20日に経済見通しを上方修正したことを受け、日経平均株価は222円高の1万5360.31円に達し、5年半ぶりの高水準となった。経済参考報が伝えた。
これにより最大の利益を得たのは、日本最大の自動車製造メーカーのトヨタで、同社の株価は今年すでに50%高となっている。同社の時価総額は韓国のサムスン電子を上回り、アジアで時価総額が最高の製造メーカーに返り咲いた。
ファクトセットのデータによると、トヨタとサムスンの本国通貨建ての時価総額を米ドル換算した場合、5月16日のトヨタの時価総額はサムスンを上回った。同日、トヨタの株価は約0.3%高の6450円で取引を終了した。ファクトセットは、「同社の時価総額は韓国のサムスン電子を上回り、アジアで時価総額が最高の製造メーカーに返り咲いた」とした。
同日、サムスンの株価は0.53%高の150万8000ウォンに達し、時価総額が243兆4990億ウォン(約2180億9100万ドル)に上昇した。トヨタの時価総額はこの時点で、サムスンを2890万ドル上回った。
両社の時価総額の開きは、先週になり急激に縮小した。先週月曜日の取引終了時、両社の時価総額の開きは90億ドルに達していた。米ドルに換算すると、トヨタの時価総額は先週10%増となり、サムスンは2%減となった。