両会が間もなく開幕 5つの経済要素に注目
第12期全国人民代表大会代表、中国民主建国会中央委員会副主席、エコノミストの辜勝阻氏はこのほど、本紙の単独インタビューに応じた。辜氏は今年の「両会」(全国人民代表大会と全国政協会議)で、都市化・改革の進化・零細企業の支援・社会保障制度の再構築・大気および飲用水の安全などが注目されると予想した。辜氏の発言内容は下記の通り。人民日報海外版が伝えた。
■都市化
-----農民が市民に、雇用安定化
新型都市化の最大の特徴は、人の都市化を強調している点だ。新型都市化を推進する上では、人の都市化と土地の都市化の関係をうまく処理し、移住人口の市民化を加速し、出稼ぎ労働者の「職業を農業から非農業に、地域を農村から都市部に、身分を農民から市民に」という3つの変化を促す必要がある。
移住人口の市民化の鍵は、安定した就職先だ。そのため出稼ぎ労働者、特に新世代の出稼ぎ労働者の職業訓練・創業支援システムを構築し、創業を奨励する環境を整え、その就業・創業能力を強化し、雇用の質を高め、彼らがより良く都市社会に溶け込めるようにする必要がある。同時に市の設置基準を調整し、より多くの優良な中小都市を建設し、より多くの居住人口の現地での都市化・市民化を実現し、「どこに行けば良いのか」という問題を解決するべきだ。