世界腐敗認識指数 中国は80位に
国際的に汚職・腐敗防止の活動を展開するNGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」はこのほど、2012年の世界腐敗認識指数ランキングを発表した。調査対象となった176カ国のうち、デンマークの腐敗度が最も低かった。裴徳盛・デンマーク駐中国大使は、「メディアからの監督、政府官僚の収入の公示、健全な高税収制度が、腐敗の形成を阻止した」と指摘した。経済参考報が伝えた。
南欧諸国は同ランキングで後位につけ、経済水準の高い北欧や西欧との間に大きな開きが生じた。これは南北の二極化が進む欧州経済と合致するが、裴大使は、「これは欧州経済危機の発生原因ではない」と強調した。
中国は同ランキングで80位となった。デンマーク企業が中国で発展する際に、「ビジネス環境」に適応できないのではという問題について、裴大使は「これらの企業はデンマークの法律と原則を順守する必要がある。『企業社会責任網』により、デンマーク企業は法律と規則に合致するビジネス行為を中国市場に浸透させる」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月30日