B787の相次ぐ故障 中国導入が延期か (2)
米国の連邦航空局(FAA)は16日、このほどB787の故障が相次いでいることから、同機の使用を一時停止すると表明した。FAAは、B787のバッテリーに安全リスクが存在しないことが証明されるまで、同機に対する飛行禁止令を継続するとしたが、具体的な期限については明言しなかった。
◆中国導入が延期か
広州日報は、B787は中国民用航空局から発給される許可証を取得していないと伝えた。相次ぐ事故により、許可証発給の時期がさらに延期されるとする見方もある。
情報によると、海南航空、中国国際航空、南方航空などを含む国内の各航空会社は、計41機のB787を発注した。しかしB787は現在も、中国民用航空局の発給する許可証を取得していない。相次ぐ事故により、許可証発給の時期がさらに延期されるとする見方もある。
しかし新京報は17日、中国民用航空局が記者の質問に対して、B787の飛行許可に関する業務は順調に進められていると回答したと報じた。中国国際航空と海南航空も、B787の機種変更や発注取消は予定していないと表明した。海南航空は、B787の交付は正常な手続きに従い推進中だとコメントした。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月18日