関連資料によれば、ノキアはスマホの通信基準に関連して必要とされる特許を1713件、基準には関連しないが必要とされる特許を5674件保有している。またノキアは中国市場で特許訴訟を提起するため、ショートメッセージ、近距離通信、動画などの分野のコア特許10件をすでに登録済みだ。
▽分析:ノキアには特許争いの必要なし
携帯メーカーの関係者によると、ノキアはすでに携帯電話事業から撤退し、特許をめぐって争う必要がなくなった。少なくないメーカーが、ノキアが第三者の特許取り扱い企業に委託して、訴訟という形式で設備メーカーに特許使用料の支払いを迫るのではないかとの懸念を抱いている。
こうした第三者の特許取り扱い企業は業界で「パテントトロール」と呼ばれている。特許を利用し、特許侵害訴訟を提起することでメーカーに脅威を与え、特許使用料の支払いを迫って利益を得る企業のことだ。欧州委員会はさきにノキアに対し、保有する特許を利用して違法な利益を得ようとすれば、反独占調査を発動すると警告した。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年12月26日
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386