ストレスがジャンクフードの害を拡大

　米国・カリフォルニア州立大学イーストベイ校精神医学学部の研究者の研究によると、ストレスがジャンクフードの害を拡大するという。ストレスの大きな女性がもし脂質や糖分の高いジャンクフードを食べると、ウエストがより太く、腹部の脂肪がより多くなり、酸化による害はより大きく、インシュリン抵抗性が高くなるという。生命時報が米国メディアの報道として伝えた。

　研究者は年齢50歳－80歳の間の中高年女性61人を対象に調査を行った。被験者の一つのグループは認知障害のある直系親族の面倒をみなければならず、慢性のストレス状態にある人たちで、もう一つのグループはストレス水準の低い女性たちだ。1年にわたる調査期間、研究者は彼女たちの腹部の脂肪やウエストサイズ、新陳代謝の指標を記録し、期間中は両方のグループに同じ量のジャンクフードを摂取してもらった。その結果、ストレスの大きな女性たちは代謝の変化がより生じやすく、腹部の脂肪の増加やウエストサイズの拡大が見られた。

　研究者は、ストレスの大きい時にはジャンクフードを食べてストレス発散することを可能な限り避け、より健康的な果物や野菜を食べて良好なサイクルを形成すべきだとアドバイスしている。（編集YH）

　「人民網日本語版」2014年5月9日