鳥インフル、新たに5人の感染確認 初の退院患者も
【中日対訳】 中国で鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染が拡大している問題で、中国衛生・計画出産委員会は10日、9日午後5時から10日夕方5時の24時間で、新たに5人のH7N9感染を確認したと発表した。内訳は上海市2人、浙江省1人、江蘇2人。これで、感染者の数は、33人(うち9人死亡)となった。一方、上海で治療を受けていたこのうち、軽症だった上海の4歳の男児は回復し、同日退院。同型インフルエンザの感染者で退院した初めてのケースとなった。人民日報が報じた。
感染者33人の内訳は、上海15人(うち5人死亡)、江蘇省10人(うち1人死亡)、安徽省2人(うち1人死亡)、浙江省6人(うち2人死亡)。4省・市の20地市級区域に拡大している。
現時点で報告されている患者と患者の間に、疫学的な関連性や人から人への感染は確認されていない。患者と密接に接触していた人に対しても現在、必要な観察措置が実施されており、今のところ異常は見られないという。
10日午後、同委員会の李斌主任は、H7N9の人への感染抑制に向け、指導者を招集し第5回グループ会議を開催、今後の対応を話し合った。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年4月11日