九州福岡市内にある西日本最大の歓楽街・中洲。ここに軒を連ねるクラブの入り口ならどこでも、ネオンの光の下で妖艶な衣服を身に付けたニューハーフやホステスが通り行く客たちを呼び込む姿が見られる。「人民網」が伝えた。
ここには多くのニューハーフのクラブが集まっている。パフォーマンスを披露する出演者のほとんどが元男性。家庭環境や個人の性格的なものからの影響で、小さい頃から女性の姿に憧れてきた。ニューハーフの多くは性転換手術を受けることを選択し、女性としての姿を手にした後、バーやクラブなどでパフォーマンスを披露する。「私たちは生まれたときから男性として生きられない運命だったの。だから、自分の道を自由に選んだ」とクラブで働くあるニューハーフは語る。
ニューハーフのクラブ内は、一種の神秘性やウキウキするような感覚を人に与える。舞台下の机の上にはさまざまなお酒とフルーツが置かれており、値段はすべて高額だ。顧客がクラブに入ってくると、ニューハーフはせわしなくあいさつをし、ジョークを交えて面白おかしく客たちと会話をしたあと、通常顧客からチップを受け取る。会話を楽しんだ後、パフォーマーたちはセクシーな衣装に着替えて、情熱的な踊りを披露する。
2011年3月11日、東日本大震災とそれに伴う大津波が日本を襲った。地震発生後、中洲のニューハーフたちは直ちに被災地のためにチャリティーを行った。
現在、ニューハーフは日本で一種の文化を形成している。ニューハーフを売りにしたクラブや服飾店、レストラン、バーなどが次々と日本各地に登場し、ニューハーフ文化はアニメ界からほかの産業にまで幅広く浸透している。(編集MZ)
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