北京のタクシー運転手、用足し1回で7千円損失?
北京のタクシードライバーの悩みの種は「トイレ」。あるタクシー会社に勤める劉さんは、「駐車が困難。最近、市内の公衆便所の近くに停めて、用を足しに行ったら、その間に駐車違反を取られて罰金200元(約2800円)。会社にも罰金300元(約4200円)を課せられて、計500元。人生で1番高い用足しだった」と肩を落とした。羊城晩報が報じた。
用足しを難しくさせる主な原因は駐車場が少ないこと。公衆便所の近くには監視カメラが設置されているところも多く、駐車するとすぐに駐車違反を取られてしまう。北京祥龍タクシー公司のドライバー周鳳祥さんは、「ドライバーが街角で立ち小便をしているからといって、マナーが悪いというわけではなく、やむを得ずしていることもある。規定では、路肩への停車は2分以内しかできず、大便どころか、小便もできない」と切実だ。
一方、女性ドライバーにとってはさらに深刻な問題。李文岩さんは「女性ドライバーがトイレに行くのはさらに困難。男性ドライバーがうらやましくなる時もある」とし、「私たちが少しお金を出してでもいいから、政府にタクシードライバー専用のセンターを作り、食事や休憩ができるようにしてほしい」と要望している。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月22日