中日韓家電大手の製品が不合格 補助金と関連?
「京華時報」と「新京報」の報道を総合すると、次のようなことがわかる。
上海の品質監督管理部門がこのほど発表した通達によると、パナソニック、小鴨、LG、長虹、海爾(ハイアール)を含む複数の大手家電ブランドがこのたび行われたサンプル検査で不合格となり、傘下の製品も品質に問題があるとして不合格になった。
品質監督部門が家庭用洗濯機の品質について監督サンプル検査を行ったところ、対象製品17種類のうち、パナソニック、小鴨、LGの製品を含む5種類が品質に問題があるとして不合格になった。このうちパナソニックの関連会社・杭州松下家用電器有限公司が生産したパナソニックブランドの全自動洗濯機(型番XQB65-H671U)は洗い上がり、電力消費量、エネルギー効率などの項目でいずれも不合格となり、品質に大きな問題があるとされた。山東小鴨集団家電有限公司の小鴨ブランドの小型洗濯機(型番XPB30-288)は発熱、電源の接続状態、電源コードの項目で不合格になり、同じく品質に大きな問題があるとされた。LG系の南京楽金熊猫電器有限公司が生産したLGブランドの全自動ドラム式洗濯機(型番WD-N10420D)はすすぎの項目で不合格になった。
テレビでは、同方株式有限公司の液晶テレビ(型番LE-39TX3900)と四川長虹電器株式有限公司の液晶テレビ(型番3D324A4000iV)が、いずれもエネルギー効率などで不合格になった。
海爾は室内用暖房器具で「ブラックリスト」入りした。品質監督部門のサンプル検査によると、対象製品46種類のうち、青島海爾成套家電服務有限公司が生産した室内用暖房器具(型番HT1012C)は異常な動作をチェックする検査で不合格になり、品質に大きな問題があると判定された。この検査で不合格になったということは、使用時に火傷する可能性があり、器具の近くにある可燃物が燃えやすく、安全面で危険をはらんでいることを意味する。