「年越し台湾旅行」大ブーム ツアーほぼ完売
台湾旅行が人気を集めている。山西商務国際旅行社・小売部門の羅麗娜・経理によると、台湾の年越しツアーはすでにほぼ満員で、希望する日程で行くのは不可能な状態だという。人民日報海外版が報じた。
春節(旧正月、今年は2月10日)が近づき、中国大陸部の各都市で、春節中の台湾観光ツアーは、「1枚のチケットさえも入手困難」という現象が起きている。多くの人々が、連休を利用して家族と一緒に羽を伸ばし、さらには、大陸部とは趣の異なる台湾の年越しを経験したいと思っている。
山西省に住む周志東氏(32)は、妻・子供とともに台湾で年を越す予定という。8日間の日程で、台北故宮博物館、日月潭、阿里山などを訪れる。山西省旅遊(観光)局によると、台湾を旅する大陸部観光客のほとんどが中高年層で、彼らは総じて、極めて深い「台湾への思い入れ」があるという。
山西の状況はほんの一例にすぎない。北京、上海、ハルビン、山東、寧夏など各地でも、「年越し台湾旅行」人気は最高潮に高まっている。
寧夏中国国際旅行社は、「今から旧歴1月15日までに出発する台湾ツアーは、全て予約で埋まっている。突然のキャンセルが発生しない限り、空きが出ることはないだろう」と語った。寧夏中国旅行社(中旅)と台湾遠東航空公司は、今年の春節に初めて、銀川・台北直行チャーター便3本を共同で出す。寧夏中旅の楊世虎・副総経理によると、チャーター便効果は絶大で、4コースのツアーに600人以上の申込みがあり、ほぼ満員状態という。
山西省旅遊質量(観光品質)監督管理所の王鋼・所長は、「台湾観光といえば、従来は島一周ツアーが主流だったが、今は多様化の傾向にある。結婚写真撮影ツアー、健康養生の旅、シニア向けツアーなど、さまざまなニーズに対応した旅行商品が揃っている」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年1月29日