2012年12月14日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:09:42 Dec 14 2012

鳥取「国際まんが博」、日本のネット上に疑惑の声 (2)

 確かに、マンガサミット閉幕前後、日本国内の一部メディアの反応はいささか不自然だった。今年初め、多くの日本の大型アニメ・漫画関連サイトはこぞって、マンガサミットとまんが博の開催を大々的に取り上げた。しかし、閉幕後に関連報道を行ったのは、唯一鳥取県の地方サイトのみで、主催側が発表した統計データを転載し報じたところは皆無だった。日本のネット掲示板や個人のブログでは、「@Wiki」関連サイトの内容を続々と転載、ほとんどの人が同サイトの主張を支持した。この見解が全て真実であるとは断言できないが、現状から見て、一部の日本人が、今回のイベント開催効果について疑問視していることは否定できない。継続性を備え、国際的に影響力を持つ日本のアニメ・漫画関連イベントという点からみて、このような状況は過去に例を見ない。

 ■政府の支援に反し、実際のイベント効果伴わず

 「地方で開かれたアニメ・漫画博覧会が、どうしてこんなに大きな波紋を呼んでいるのか?」と疑問に思う人もいるだろう。その理由は、鳥取国際まんが博は、日本政府と地方自治体から多額の支援資金が投入された「地域振興」文化プロジェクトだったからだ。地方紙「山陰中央新報」などのメディア報道によると、鳥取県は今回のイベントに計10億円を投じたという。

 鳥取は西日本の日本海側にある小県で、人口は全都道府県中、最も少ない。このような県にとって、10億円の投資というのは極めて大きい。また、鳥取県は国に対し、「アニメ・漫画業の発展により地域経済をけん引する」との名目で、今回のイベントを文化庁の「メディア芸術地域活性化事業」に申請した。これに関連し、鳥取県議会議員が担当省庁との交渉に東京まで出向き、最終的に2億9452万円の補助金を国から獲得した。文化庁が発表した会計帳簿によると、同プロジェクトは、今年のアニメ・漫画分野への投入資金で最も高額で、ほかのアニメ・漫画プロジェクトへの補助金は全て2500万円以下だった。

 つまり、マンガサミットとまんが博の開催に、国と県は総額13億円を投じたことになる。これだけ多額の資金を投じたのだから、「地域振興」の実質的な効果を県民が期待するのは当然だ。しかし、まんが博が開幕した今年8月の時点で、ネット上にはすでに、「地域振興」という旗印に対する疑問の声が上がっていた。

[1] [2] [3]




信号を守る「日本式道路横断」、実は効率的

2012年、最もひどかった中国映画10作品

トーレス選手、サッカー始めたきっかけは「キャプテン翼」

家計にやさしい「ねこまんま」が日本でひそかにブーム

台湾の大学、自校の美人学生をカレンダーのモデルに

写真家が捉えた日本人留学生の寮生活in NY

中国式に劣る「米国式道路横断」

台湾芸能界、女性が年上の「姉弟恋」がブーム

中国即席麺大手、「釣魚島購入の日本に寄付」を否定

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古