標準的な中国語を話すのは中国のどの都市?ネットで話題に
中国のネットユーザーが自作した「普通話」(中国の標準語)の上手な都市ランキングがこのほど、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」で話題を呼んでいる。首位は、「普通話」の発音の基準とされている首都・北京(2位)ではなく、河北省承徳(しょうとく)市だった。江蘇省の新聞「現代快報」が報じた。
同ランキングでは、トップが河北省承徳(しょうとく)市と遼寧省の数都市、内蒙古(内モンゴル)自治区赤峰(せきほう)市。一方、江蘇省は5位。河北省(7位)と普通話に近いといわれる東北の黒竜江省、吉林省、遼寧省(9位)を上回っている。
一方、広東省がワースト1位になっており、現地のネットユーザーらは「どうして香港に負けているのか」と大ブーイング。
同ランキングは1日もしないうちに、4000回以上転送され、各省のネットユーザーは口ぐちに「自分の普通語は標準的だ」と言い張っている。(編集KN)
ランキングの主な内容
1位 河北省承徳市:「北京官話」(中国では清末まで公用語を官話と呼び、華北から東北に通用したものを北京官話といった。現代の標準語は北京官話を基礎とする)はここにあり
2位 北京:ネットユーザー「名実相伴う」
3位 安徽省:ほとんどのネットユーザーが驚いている
4位 浙江省:中国北方のネットユーザーは「納得いかない」
5位 江蘇省:多くのネットユーザーが「発音が悪い」とブーイング
ワースト5位 香港:芸能人の多くは普通話が上手
ワースト4位 福建省:同省南部で話される方言「ビン南語」なまり
ワースト3位 海南省:多くのネットユーザー「聞き取りにくい」
ワースト2位 広西省:ネットユーザー「全く聞きとれない」
ワースト1位 広東省:現地人にとっては屈辱の最下位
「人民網日本語版」2012年11月7日