中国企業社員の福利厚生水準 やっと基礎レベル
ある調査研究によると、2012年の中国企業で働く社員の福利厚生保障指数は65.37ポイントで、基礎的な水準にとどまるという。「中国青年報」が伝えた。
同指数は今月5日に北京で発表された、国内初の企業社員を対象にした福利厚生の水準を示す指数だ。調査を担当したのは平安養老保険株式有限公司で、中華全国総工回労働関係研究センターと共同で指数を制定した。
調査の対象地域は30省・自治区・直轄市の大・中都市64カ所に上り、有効回答数は4355で、うち企業からの回答が1009、社員からの回答が3346だった。
企業社員の福利厚生保障システムとは、企業社員が享受できる各種の福利厚生や保障のことで、社会保険、住房公積金(住宅積立金)、医療保障、保険・保障以外の福利厚生の4種類に大別される。
中国企業従業員の福利厚生・保障のカバー率は項目ごとにばらつきがある。調査によると、社会保障のカバー率は91.8%、住宅積立金は69.0%、保険・保障以外の福利厚生は67.4%、医療保障は53.8%だ。