iPhone 5が中国発売へ 割高の販売価格に不満の声も
中国大陸部では、米アップルの新しいスマートフォン「iPhone 5」の発売を11日後に控えた3日、旧機種の「iPhone4」や「iPhone4S」より割高で、米国や香港などを上回る価格設定に消費者から不満の声が上がっている。京華時報が伝えた。
アップルが先月30日に発表したiPhone 5の中国大陸部の販売価格は、16GB版が5288元(約6万8744円)、32GB版が6088元(約7万9144円)、64GB版が6888元(約8万9544円)と、これまでのiPhone 4とiPhone 4Sを大きく上回る。iPhone 4の中国大陸部での発売当初の価格は、16GB版が4999元で、iPhone 5を289元下回る。またiPhone 4Sの16GBの価格も4988元で、iPhone 5を300元下回る。この価格差により、iPhone 5の購入を検討していた消費者を、大きく失望させた。ある消費者は「iPhone 4Sと比べ、iPhone 5には製品のアップグレードが少ない、価格が高額という二つの意外なことがあった」と語った。
中国大陸部で発売されるiPhone 5は旧機種より高額で、また多くの国や地域の価格と比べても割高だ。米国では16GB版が人民元換算で約4037元で販売されており、中国大陸部を1200元以上下回る。香港のiPhone 5の販売価格は約4500元で、中国大陸部の定価を大きく下回る。