エイプリルフールはオタク男女の「告白デー」 (2)
■最ももっともらしい嘘 科学者の精子バンク創設宣言
果殻網は、科学者のために精子バンクを創設します!果殻網は、「『科学者精子バンク』は現在、全世界の男性科学者からの精子提供を受け付けています。精子の提供はボランティアで、金銭的な報酬は伴いません。人類文明の永遠なる継続という偉大な工程に微力を捧げることは、地球上のあらゆる男性にとって、何物にも代えがたい価値ある使命であり誇りであると我々は考えています」という公告を発表した。
この公告が発表されるとすぐに、多くの人の注目が集まり、ほとんどの人が真に受け、精子バンクの提供方法に関する問い合わせも少なからずあった。一方で、当然ながら、「エイプリルフールと関係があるのでは?」と疑う人もいた。
果殻網は、メディアからの問い合わせに対し、精子バンクに関する一連の内容は全て、エイプリルフールの冗談で本当ではないことを認めた。果殻網は、「エイプリルフール」という無礼講のお祭りに乗じ、理系男女の意外な一面や、科学一辺倒の青年が持つ微笑ましい一面を公に示そうとした意図を明らかにした。
■最も腹立たしい嘘 人の安らかな夢を邪魔する嘘
広州大学1年の峰さんは、1日午前1時ごろ、級長からショートメッセージを受け取った。その内容は、「午前8時に集合し、グラウンドで旗を掲揚する」というものだった。峰さんはその時、「なぜ突然旗を揚げるのか?」と合点がいかず、どう返信しようかと迷っているうちに、寝入ってしまった。明け方4時過ぎ、峰さんは夢から醒め、今日がエイプリルフールということを思い出し、「もう少しで馬鹿を見るところだった」とつぶやいた。再び眠りに落ちた峰さんは、旗を揚げに行くことなく、9時までぐっすり眠った。
ホワイトカラーの曾さんは1日早朝、友人が一斉送信したショートメッセージを受け取った。そこには、「地震台が、今夜から明け方に小さな地震が発生すると予測しています。安全確保のため、綿入り掛け布団で身を包んで下さい。頭には『おまる』をかぶり、鼻にはストローを挿し、ベッドの上ではなく下で寝て下さい。エイプリルフールおめでとう!」と書かれていた。人生経験豊かな曾さんにとって、この種のショートメッセージは幼稚極まるものだった。彼は、これを一笑に付した。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年4月2日