中国20都市の平均就寝時間がネットで話題 (2)
毎日、何時間寝たかを計算する必要はなく、日中に精力に満ちた、精神的に良い状態を保てるかが、最も重要な要素だ。また、眠たくなったら寝て、眠たくないのであれば寝る必要はなく、自然に任せればいいという。ただ、意識的に遅い時間に寝る人は注意が必要で、遅い時間に寝ることが長期間続くと、免疫力が低下したり、気分がすぐれなかったり、イライラしたりしやすくなる。「夜に寝たくない」と感じる傾向がある人は、仕事の後に、適度な社会交流を計画したり、運動をしたりして、体や心を「早く寝たい」という状態にしなければならない。
必要な睡眠時間は通常、青年・壮年で一晩7-9時間、少年ならそれにプラス1-3時間、高齢者でマイナス1-3時間。一方、睡眠の質で最も理想的なのは、横になってから30分以内に寝つき、一晩中起きない、または起きても1度だけ。夢をあまりみず、熟睡できることだ。また、夜10時に寝て、朝6時に起きるのがベスト。高齢者なら夜9時に寝て、朝5時に起床、子供なら夜8時に寝て、朝6時に起床がベストだ。
■就寝前のタバコ・お酒は禁物
科学的かつ合理的な睡眠とはどのようなものなのだろう。南京のある心理科の医師は、まず生活習慣の改善を指摘。コーヒーやお茶の量を減らすほか、就寝前はお酒や間食、食事、タバコ、過激な運動、興奮を誘うような活動は控えたほうがいい。また、就寝時間・起床時間が不規則になっても、睡眠の質低下につながる。さらに、寝室が明るすぎたり、蒸し暑かったり、寒かったり、周りがにぎやかだったりするのも良くない。このほか、読書やテレビ観賞、携帯を使ったゲーム、飲食など、睡眠とは関係のないことをベッドで頻繁にしていると、「ベッドに入ると寝る」という条件反射がなくなってしまう。
一方、毎日決まった時間に就寝したり、日中ゴロゴロする時間を減らしたり、さらに適度な運動をしたり、就寝前にお風呂に入ったりするなど、良い生活習慣を身につけるなら睡眠の質を向上させることができる。(編KN)
「人民網日本語版」2013年3月19日