あるネットでの書き込みが感嘆していたのももっともだ。「以前スラムダンクを見たとき、最も嘘だと感じたのは、高校生の子供じみた試合なのは明らかなのに、なんでそれほど多くの大人が家族連れで観戦に来て、全国各大メディアが報道するのか、ということだった。井上雄彦がこのように描いたのは、重々しさと熱気を与えているだけに過ぎず、現実の生活で、高校生のへなちょこ試合がこれほどの注目を集めるはずはないと思っていた。でも、自分はやっと信じた」
全国高校サッカー選手権大会は1917年に始まった。当時はまだ第一次大戦中で、現在ではすでに、4166校が出場する全国規模の青少年大会に発展している。各チーム18人の選手だけだと計算しても、高校生の年頃で、日本サッカー界には少年7万人以上がいることになる。中国の薄弱な青少年サッカーの基盤と比べ、天と地の差であるのは明白だ。
全国高校サッカー選手権は毎年1回開かれる。その関心度はプロリーグにも引けを取らず、日本各地にとって地域の熾烈な競争の舞台となっているのみならず、Jリーグ、そして海外クラブのスーパースターへの道なのだ。本田圭佑、中田英寿、中村俊輔、遠藤保仁、岡崎慎司、長友佑都らスタープレーヤーは、高校サッカー選手権から誕生している。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年1月17日