中国東方航空には間もなく、2機目となる中国の国産大型旅客機「C919」が引き渡されることになっている。今月7日の取材では、引き渡し手続きがすでに始まり、今月中旬にも中国商用飛機(Comac)から中国東方航空への引き渡しが完了する計画だ。具体的なスケジュールについては、実際の状況を見ながら決めていくことになるという。北京日報が報じた。
「C919」は、中国が国際的な耐空性基準に基づいて独自に開発した初の大型ジェット旅客機で、独自の知的財産権を有している。C919の製造は2007年にプロジェクトが立ち上げられ、2017年に初飛行に成功。2022年9月29日に、中国民用航空局による型式合格証(TC証)を取得した。そして、同年12月9日に、世界初のユーザーとして中国東方航空に、初号機(登録記号B-919A)が引き渡された。今年5月28日には、中国東方航空が世界で初めてその商業運航を開始した。
中国東方航空は5月28日、「初号機を上海虹橋国際空港と成都天府国際空港を結ぶ定期便に投入することになっている。今後、C919をさらに多くの路線に投入する計画」と説明した。同社は以前、「商業運航が始まれば、C919は上海や北京、西安、昆明、広州、成都、深センなどと結ぶ路線に投入されるだろう」との計画を明らかにしていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年6月9日