第4回国連世界データフォーラムが24日、浙江省杭州市で開幕した。「データを活用し、ともにウィンウィンの未来を」をテーマとする今フォーラムの主な議事日程には、開幕式・閉幕式、全体会議・並行会議、展覧・展示、特別イベントなどが含まれる。中国新聞網が伝えた。
6回の全体会議及び72回の並行会議は4大テーマ分野に焦点を当て、世界のデータ生産・使用者のデータの革新的応用と協力の深化及び国連「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実施推進のための交流のプラットフォームを提供する。
「データのイノベーションと協力」は今フォーラムの4大テーマ分野の一つで、いかによりよく協力を実施するかが注目されている。
国連経済社会局のステファン・シュワインフェスト統計部長は発表会で、「協力の原動力と意欲は今フォーラムの基礎だ」と強調し、「協力を実現する形式が多く、国連枠組み内での協力などが、先進国と発展途上国を一堂に会することができる。各国には異なる統計の特色、異なるデータの需要があり、共に協力できる」と述べた。
国連世界データフォーラム議事日程委員会のメンバーであるシャイダ・バディ氏は、「世界各国はデータへの投資をさらに拡大するべきだ。中国はその非常によい例だ。中国は国内のデータ投資強度が非常に高いだけでなく、国際支援と技術支援により他国を支援している」と述べた。
シャイダ・バディ氏は、「今フォーラムは、各国が共にデータの挑戦に対応し、ソリューションを検討することで、将来の協力をさらに推進する非常に素晴らしいきっかけをもたらした」との見方を示した。
国連事務次長の李軍華氏は、「会期4日のフォーラムは『杭州宣言』を採択し、世界の統計・データ界に行動を急ぎ、『持続可能な開発データのためのケープタウン世界行動計画』と一致するデータ管理方法を制定し、データのイノベーションとパートナー関係を促進し、社会の需要を満たせるようにするよう呼びかける。また、データ及び統計に対する投資を早急かつ持続的に増やすよう各国と国際機関に呼びかけていく」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年4月25日