保護区の職員がパトロール中に撮影したユキヒョウの群れ。初めて一度に4頭を確認。分散していたため、1枚の写真に写ったのは3頭だった(撮影・依明江)。
新疆維吾爾(ウイグル)自治区塔什庫爾干塔吉克(タシュクルガン・タジク)自治県の野生動物保護区の職員がこのほど、パトロール中にユキヒョウの群れの撮影に成功した。中国新聞網が報じた。
撮影者の依明江さんは取材に対して、「6日のパトロール中、保護区の紅其拉甫保護ポイント付近で、ユキヒョウ4頭を発見して、カメラに収めた。一度に4頭を発見するのは今回が初めて」と話した。
中国の国家一級保護動物に指定されているユキヒョウは、主に青蔵(チベット)高原や帕米爾(パミール)高原、天山山脈、阿爾泰(アルタイ)山脈などに生息している。
単独で行動する4頭のうちの1頭(撮影・依明江)。
塔什庫爾干塔吉克自治県野生動物保護区の面積は約1万6000平方キロ、標高は平均4000メートル以上。近年、生態系が継続的に改善しているのを背景に、保護区内の野生動物の個体群数が目に見えて増加している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年2月13日