中国航天科技集団第八研究院が7日夜に発表した情報によると、風雲3号04組衛星プロジェクトの開発が正式に始まった。中国新聞網が伝えた。
50数年の発展を経て、中国はすでに2世代・4タイプの風雲気象衛星19基の開発に成功した。追走から並走さらには一部でリードへの飛躍及び長寿命、高信頼性、高精度、全定量のシリーズ化・業務化の独自発展を実現し、全体的な実力は世界の先頭集団に入っている。
中国は極軌道と静止軌道の気象衛星を同時に持つ数少ない国の一つだ。中国の「風雲衛星ファミリー」の中で、風雲1号と風雲3号は極軌道気象衛星で、グローバルの観測データを取得できる。風雲2号と風雲4号は地球静止軌道気象衛星で、地球から静止しているように見え、中国及び周辺エリアの連続的で動的な観測データを取得できる。うち風雲3号は世界で初めて「午前軌道+午後軌道+トワイライト軌道」の衛星3基ネットワーク業務観測能力を実現した。
風雲3号04組衛星は、中国第2世代低軌道気象衛星を締めくくるもので、傾斜軌道降水測量衛星1基と太陽同期トワイライト軌道衛星1基が含まれ、ペイロード探査能力とプラットフォームサービス保障能力をさらに高めるとともに、高軌道気象衛星と連携し高・低軌道協同観測の軌道上実証を初めて実現し、第3世代気象衛星のスマート観測及び体系的な発展をサポートする。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月9日