国家航天局によると、固体燃料ロケット「快舟11号」が7日午前9時15分、中国の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。「行雲交通VDES」試験衛星を予定の軌道に送り込み、打ち上げ任務が無事成功した。人民網が伝えた。
快舟11号は全体のメイン構造に炭素繊維複合材料を採用し、高度700キロメートルの太陽同期軌道での積載能力は1トン以上で、全体的な技術水準が固体燃料ロケットの国際的な先進水準に達している。同ロケットはスピーディな打ち上げ能力を持ち、多様化された打ち上げ任務に適応できる。快舟シリーズの新メンバーとしての同ロケットの積載能力は、快舟1号甲より約5倍向上しており、同シリーズの飛躍的な発展を実現し、衛星の大規模、高密度、迅速打ち上げの需要をより良く満たすことができ、中国の固体燃料ロケット及びその動力の技術発展を力強くけん引することになる。
行雲交通VDES試験衛星は軌道に入った後、主にVDESペイロード(VHF Data Exchange System、VHFデータ交換システム)の技術検証に用いられ、海事分野の水上緊急対応、安全監督管理などに保障を提供する。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月8日