三峡集団によると、向家壩水力発電所は5日、発電機第1弾の稼働・発電開始10周年を迎えた。同発電所の累計発電量は3000億kWh以上で、標準石炭の消費を約9000万トン、二酸化炭素の排出量を約2億5000万トン削減したのに相当する。同発電所を通過した船の貨物積載量は520万トンを超えており、中国の経済・社会の発展とグリーンで低炭素なモデル転換に積極的な貢献を果たしている。科技日報が伝えた。
向家壩水力発電所は国の西部大開発重点プロジェクトである「西電東送」(西部地域で発電した電気を東部地域に送電すること)の中堅電源拠点であり、金沙江本流で唯一の、発電、洪水対策、ダム通行、超大型農地灌漑、砂防、渓洛渡水力発電所への逆調節などの多機能を兼ね備える発電所であり、中国共産党第18回全国代表大会以降の中国で初めて稼働・発電を開始した大型水力発電所でもある。同発電所には設備容量が80万kWの水力発電機が8基設置されており、総発電設備容量は640万kW、複数年の平均発電量は307億4700万kWhで、主に華東地域に電力を供給する。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年11月7日