中国遼寧省瀋陽市にあるライトハウス認定されている海爾集団のエアコンのコネクテッド・ファクトリ(撮影・劉波/人民図片)。
先進的製造業の成長を牽引することで、さらに方向性を定めて消費のニーズを満たし、経済をよりスムーズに循環させることもできる。消費高度化のスピードが加速するにつれて、供給側はイノベーションを加速させて、キーテクノロジーのブレイクスルーを実現し、産業のモデル転換と高度化を牽引する必要がある。最近、筆者が取材した浙江省杭州にあるライトハウスは、ECプラットフォーム上で蓄積された消費行動データを採用して、アパレル・ファッションのトレンドや消費ニーズを正確に予想、判断することができるようになっていることが分かった。供給側のデジタル化変革により、潜在的消費ニーズが効果的に発掘され、消費者を中心としたニーズに基づいた供給スタイルが実現。それにより多くの新商品やサービスが生まれている。製造業のデジタル化は、生産の部分から、消費、デザインの部分へと拡大し、供給と需要の正確な適合を実現し、経済がスムーズに循環するための新たなルートを提供している。
中国の一部のライトハウスは、先進的なデジタル化システムやスマート化した生産能力を自社のためだけに使うのではなく、プラットフォーム上の中小企業や製造工場にも開放し、中小企業のイノベーションの技術的ハードルを低くし、産業クラスター全体のイノベーション力、競争力向上をバックアップしている。長期的に見ると、中国の経済には、全面的な産業サポート能力、整った産業チェーン、整備された市場体系があり、各業界から常にイノベーションのリーダーが誕生しており、将来的にはさらなる発展を遂げるに違いない。
「人民網日本語版」2020年12月21日