中国の科学技術の人的資源、女性の割合がさらに上昇へ

人民網日本語版 2020年08月13日13:51

中国科学技術協会がこのほど発表した「中国科学技術の人的資源発展研究報告書(2018)――科学技術の人的資源の総量、構造と科学研究者の流動」によると、中国の科学技術の人的資源の全体規模が世界一を維持している。過去2年間で増えた科学技術の人的資源のうち、大学院レベルの女性の割合が半数以上を占めた。女性の科学技術の人的資源の割合は今後さらに上がる見通しだ。新華社が伝えた。

同報告書によると、3年制大学から4年制大学への編入、死亡、出国などの要素を取り除いた2018年末現在の中国における科学技術の人的資源の全体規模は1億154万5000人で、世界一を維持している。普通高等教育は依然として科学技術の人的資源育成の最も主要なルートだ。

同報告書は、2016-17年に新たに増えた科学技術の人的資源のうち、学歴が上がるほど女性の割合が上がると指摘。とりわけ注目すべきなのは、大学院レベルの女性の割合が50%を上回り、半数以上を占めたことだ。女性は名実ともに「半分の天を支える」ようになった。

高等教育が科学技術の人的資源の主要ルートであるため、女性卒業者の状況は科学技術の人的資源における女性の人数・割合に重要な影響を及ぼす。2015-17年の中国の高等教育新入生募集のうち女性の割合(高等教育自学考試を除く)は全体的に54%前後で安定。中国の科学技術の人的資源のうち女性の割合は近年、40%前後を維持している。計算によると、2016-17年の中国の女性科学技術の人的資源の増加率は、同期の中国の科学技術の人的資源全体の増加率を上回った。中国の女性科学技術の人的資源の人数・割合は今後さらに上がる見通しだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年8月13日

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