感染症との闘いの中の5G 遠隔医療をサポート
5Gは新型コロナウイルス感染症との闘いをサポートして、その高い実力を示した。1月24日、武漢火神山医院の建設が始まり、30時間で5G基地局が完成し、3日で5Gネットワークが開通して、世界中がこの時間との戦いの「中国速度」をその目で見ることになった。建設現場に設置された「5Gクラウド現場監督」により、工事の全プロセスがリアルタイムで全国民の目の前で公開された。
同時に、5Gは遠隔重症者ケアや遠隔診療にも高効率で確かな通信環境を保障した。四川大学華西病院の専門家が、5Gがバックアップする遠距離信号を通じ、湖北省黄岡市にいる患者のCT画像を遠隔撮影した。遠く離れていても、診断は迅速で正確だった。
四川大学華西臨床医学院画像技術学部の李真林・学部長は、「大切なことはリアルタイムで、精密さが求められる検査や再構築で、もしも中間での遅延が大きくなれば、同期しての作業が不可能になる。同期することが一番重要で、同期できれば私たちのところで自分で操作しているのと同じようにできる」と述べた。
最もスマートなふ頭 5Gフルカバー応用
5Gは経済もサポートする。先月に厦門市に全国初の5Gフルカバー応用スマート港が誕生した。コンテナが船から降ろされて集積所に置かれるまで、すべてのプロセスを5Gのスマート化コントロールシステムがカバーする。オペレーターは1キロメートル以上離れていても、クレーンを遠隔操作できる。自動運転コンテナトラックが誤差5㎝以内の精密なコントロールを実現した。
中国移動通信集団福建有限公司の栾暁維会長は、「港全体で無人化を実現した。コストは下がり、安全性が大いに高まった。この技術があらゆる産業に融合すれば、社会的利益や経済的利益などの面で重大な意義がある」と述べた。