巨大なディスプレイに炭鉱内のガスの濃度、温度・湿度、採掘の現場シーンがリアルタイムで表示される。白シャツを着た作業員がパソコンの前でマウスを操作すると、炭鉱内の設備が秩序正しく稼働し、データをリアルタイムでアップする。炭鉱内の作業員は地上のスタッフと5G動画で通話できる。これは筆者が山西陽炭集団新元炭鉱管制センターで目にした光景だ。新華網が伝えた。
山西陽炭集団、中国移動(チャイナ・モバイル)山西公司はこのほど、新元炭鉱の地下534メートルの地点で中国初の炭鉱5Gネットワークを構築したと発表した。これは現在、最も深い5Gネットワークでもある。
中国工程院の王国法院士は「広く連結し、帯域が広く、遅延が少ないという特徴を持つ5G技術は、炭鉱スマート化の需要にちょうど合致する。5G+炭鉱は炭鉱内の複数の高画質動画を同時にアップできる。炭鉱内を地上と同じように見ることができる。ビッグデータ、人工知能、仮想現実(VR)などの先端技術の炭鉱内での応用が可能になった」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年5月29日