2020两会

世界の実業家「中国での発展に大きな可能性、投資続ける」

人民網日本語版 2020年06月05日16:38

現在の厳しく複雑な世界の新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況、そしてグローバル経済情勢に直面して、中国は揺るぎなく対外開放を拡大しグローバル産業チェーンとサプライチェーンの安定・スムーズな流れを維持し、開放によって改革と発展を促進している。世界の実業家は取材に答える中で、「中国は改革を全面的に深化させ、開放を拡大するとの強いシグナルを絶えず発信するとともに、ビジネス環境の持続的な最適化、輸入と対外投資の積極的な拡大などについて一連の具体的な計画を打ち出して、グローバル経済の安定に現実的な寄与をしており、貴重な信頼感と原動力を注入したといえる」との見方を示した。

「中国は極めて活力に富んだ市場だ」。フランスのルーブルホテルグループのピエール・フレデリック・ルーロ最高経営責任者(CEO)はこのように述べた上で、「中国は世界2位のエコノミーであり、その経済の動きはグローバル経済の今後に関わる。中国が改革開放を絶えず拡大していることは、中国市場での発展を望む海外企業にとって極めて重要なことであり、必ずグローバル経済の安定に信頼感と力を注入することになる」との見方を示した。

メキシコのビンボーグループのダニエル・ゼルビトヘCEOは、「中国の改革開放が深化を続け、提供される機会がますます多くなり、グローバル発展戦略をもった企業は中国市場でぜひチャンスをつかまえたいと望んでいる。当社は中国市場に進出して以来、北京、上海、瀋陽、武漢などに工場10数ヶ所を建設し、発売した新製品は中国人消費者に非常に人気となり、ここに中国市場の開放性と包摂性が十分に現れている。中国が制定した各種の政策は外資系企業の中国での経営の順調な発展を支えるものだ。中国での発展には大きな可能性があり、当社は引き続き対中投資を拡大する」と述べた。

中国国際輸入博覧会に2回参加したことがあるブラジルのヴァーレ社中国圏のSergio Espeschit前社長は、「輸入博でより開放的な中国を見た。1つの展示会にあれほど多くの業界、分野、地域を越えた海外企業が集まったことは、驚嘆すべきことであり感動的なことだ。当社はすでにしっかり準備をしており、開放的な中国がもたらす重要な機会をしっかりつかまえ、ブラジルと中国の二国間貿易に新たな貢献をしていきたい」と述べた。

フランスのロレアルグループ中国法人のファブリス・メガーバン社長兼CEOは、「中国経済には計り知れないポテンシャルが備わり、消費市場の規模はますます大きくなり、グローバル経済とグローバルサプライチェーンの中で果たす役割はますます強まっている。自由貿易区の建設や輸入博開催など多くの重要な開放的措置は、中国が世界の科学研究イノベーションとビジネス環境の新たな高みになることを後押しする。当社は中国での発展の見通しに十分な自信がある。ロレアルは第3回輸入博への出展準備に全力を挙げており、過去2回の出展経験を通じて、輸入博は優れた商品を展示するプラットフォームというだけでなく、世界の各業界・各産業が科学技術モデル転換を実現し、素晴らしい未来を共同で作り上げることを展望する窓口にもなっていると深く確信している。この盛大なイベントの訪れを今か今かと待ち望んでいる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年6月5日

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