中国人民解放軍南部戦区の李華敏報道官によると、5月28日に米海軍の駆逐艦「マスティン」が中国政府の許可を得ぬまま、西沙(パラセル)諸島付近の中国領海に不法侵入した。中国人民解放軍南部戦区の海空兵力が全行程で米艦を監視・確認し、同海域を離れるよう警告した。中国新聞網が伝えた。
李報道官は「米側の挑発行為は中国の主権と安全上の利益を深刻に侵害し、国際法の原則に深刻に違反し、南中国海地域の平和・安定を深刻に破壊する、露骨な航行覇権行為だ。中国は南中国海諸島及びその周辺海域に対して争う余地のない主権を有している。戦区部隊はあらゆる必要な措置を講じて、責務・使命を断固と履行し、国家の主権と安全を断固として守り、南中国海地域の平和と安定を断固として守る」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年5月29日