外交部(外務省)の趙立堅報道官は27日の定例記者会見で「ロシアのラブロフ外相が先日、香港地区関連の問題について行った積極的な発言に中国側は完全に同意し、これを高く称賛する」と述べた。
【記者】ロシアのラブロフ外相は26日「香港地区関連の問題は完全に中国の内政だ。米側が中国の全国人民代表大会が香港地区関連の国家安全立法を推進していることに対して、中国側に制裁を科すと揚言したことは、彼らの自己優越感と傍若無人さを存分に露呈するものであり、米側が他の問題で中国側と有効な対話を行ううえでマイナスだ」と述べた。これについて中国側としてコメントは。
【趙報道官】中国側はラブロフ外相の積極的な発言に完全に同意し、これを高く称賛する。中露関係の水準の高さが存分に示された。
両国首脳の戦略的先導の下、中露の新時代の包括的・戦略的協力パートナーシップは健全で安定した発展を保っている。とりわけ両国の核心的利益に関わる問題では、双方は常に揺るぎなく互いを支持している。
香港地区は中国の一特別行政区であり、中国中央人民政府直轄の一地方行政区域だ。香港特区の国家安全を守るための立法問題は完全に中国の内政であり、いかなる外国にも干渉する権利はない。中国政府の国家の主権・安全・発展上の利益を守る決意は確固不動たるものであり、「一国二制度」の方針を貫徹する決意は確固不動たるものであり、香港地区の事へのいかなる外部勢力による干渉にも反対する決意は確固不動たるものだ。もし執拗に中国側の利益を損なおうとする者がいれば、中国側は必ず必要なあらゆる措置を講じて断固として対抗する。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年5月28日