「中国天眼」(500メートル口径球状電波望遠鏡「FAST」)がこのほど、再び手柄を立てた。宇宙の奥深くからの高速電波バーストの新たな源を発見したのだ。高速電波バーストはわずか数ミリ秒しか続かない神秘的な電波バースト現象で、これまで観測されていた高速電波バーストのほとんどが一回限りのものだった。これは望遠鏡がある時点に受信する光子の数が突如急増する現象で、いわば空が急に輝いたと思ったらたちまち暗くなるようなものだ。そのうち再発する高速電波バーストは極まれで、往々にして連続的に2、3回、さらにはそれ以上ちらちら光る。推算によると、このパルス信号は宇宙で約100億年の旅をした可能性がある。科技日報が伝えた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年6月4日