国家リモートセンシングセンターが25日に明らかにしたところによると、SKA上海会議並びに第6回SKAエンジニアリング会議が上海市で開幕した。科学技術部(省)とSKA機構が会議を主催し、国家リモートセンシングセンター(SKA中国事務所)と中国科学院上海天文台が共同で実施した。科技日報が伝えた。
説明によると、スクエア・キロメートル・アレイ(SKA)エンジニアリング会議はSKA機構の各参加国が共催する。英国、豪州、カナダ、南アフリカ、オランダで5回開かれており、今年は中国初開催となり、上海で盛大に開幕した。
科学技術部の黄衛副部長は挨拶の中で、「SKAは天文学分野の国際ビッグサイエンスプロジェクトだ。中国は一貫してSKAへの参加を非常に重視しており、中国政府と科学技術界はSKAに参加するため多くの準備作業を行った。重要な参加者・設計者・建設者としての中国は、SKA機構の運営・管理を支持し、これに参加している。各参加国と共にSKA政府間国際組織の構築を推進し、SKAの設計・研究開発に積極的に参加し、中国の技術とプランを提供している。中国側は今後、その他の参加国と共に責任を担い、共に課題に直面し、SKAの建設や運営などの各種活動を共同推進していきたい」とした。
SKA機構のフィリップ・ダイヤモンド機構長は、「中国はSKA天文台の重要な初期参加国で、SKA計画の技術と科学研究などで多大な貢献を成し遂げた、反射鏡アンテナ国際活動ワークパッケージの牽引国だ。中国はまたその他のワークパッケージの研究開発・設計活動に参加している。SKAは間もなく調達手続きを開始し、建設作業を始める。各国は建設準備段階の設計作業の成果を間もなく実践に活かす」と指摘した。
言及すべきなのは、SKAは1台の望遠鏡ではなく、数キロにわたり連なる望遠鏡アレイだ。SKAは豪州と南アの2カ所で建設される。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年11月26日