2020两会

海南自由貿易港、どんな影響があるか?

人民網日本語版 2020年06月03日09:46

6月1日、中共中央、国務院は「海南自由貿易港の建設全体プラン」を通達し、海南自由貿易港建設のルートマップとタイムテーブルを明らかにした。中国新聞網アプリが伝えた。

海南自由貿易港はこれからどんな影響をもたらすのか。人々にどんなボーナスをもたらすのか。

商務部(省)研究院国際市場研究所の白明副所長は、「海南は中国最大の経済特区であり、改革の全面的深化を実施し、最高水準の開放政策を試行するという独自の優位性を備える。海南自由貿易港の建設は海南省の活力を増強して、海南に新たな発展チャンスをもたらすだけでなく、中国経済に新たな成長の極を構築し、新時代における改革開放の全面的深化の新たな道に大きな一歩を踏み出すことにもなる」と分析した。

分析によれば、海南自由港は体系的で集積的な制度刷新の上で全面的ブレークスルーを達成し、体制・メカニズムの束縛と障害を打破し、国際経済貿易の新ルールにマッチングし、開放型経済の新体制を構築し、国家の新たな周期における改革開放の高水準での全面的な深化に「海南モデル」と「海南プラン」をもたらし、国際自由貿易港に「中国スタイル」を提供することになるという。

特に今、世界は新たな周期の大発展・大変革・大調整の中にあり、保護主義と一国主義が台頭して、経済グローバル化がより大きな逆風と引き波にさらされている。

白氏は、「こうした大きな背景の中、海南自由貿易港の建設では中国の高い水準の開放を推進しようとする決意が明確に現れている。海南自由貿易港の開放レベルは世界の先端レベルをベンチマークとし、中国の特色も備えており、質の高い発展を推進し、経済グローバル化をサポートする上でもプラスになる」と述べた。

一般の人々にはんなボーナスがあるか?

海南自由貿易港は中国や世界に重要な意義があるだけでなく、一般の人々にとっても、確かなボーナスを得られるものだといえる。

(1)島内居住者が消費する入境商品については、ポジティブリスト管理を実行し、島内での免税ショッピングを許可する。

(2)離島免税ショッピング限度額を年間1人あたり10万元(約151万円)に引き上げ、免税対象商品の種類を拡大する。

(3)海南が海外の質の高い医療資源の導入に力を入れることを支持する。地域医療センター建設試行のノウハウを総括し、海南の地域医療センター建設を検討・支持する。

(4)海外の理工・農業・医療系の高水準の大学および職業大学が海南自由港で独立して大学を設立し、インターナショナルスクールを設立することを許可する。国内の重点大学が海外の有名大学を誘致して海南自由貿易港で独立の法人資格を備えた中外協力教育機関を立ち上げることを推進する。

(5)海南自由貿易港で働くハイレベル人材と不足する人材に対し、個人所得税で実際の税負担が15%を超えた部分については、税金を免除する。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年6月2日

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