6人が死亡し、複数の重傷者を含む30人以上が負傷した香港上水のバス事故(画像提供・香港放送局公式ウェブサイト/撮影・関子澄)。
香港地区の上水粉嶺公路を走行していた九龍バス公司のバスが18日午後4時ごろ、松柏塱に差し掛かった際、突然コントロールを失い、街路樹の大木に衝突した。バスの車体左側と天井部分が大きく削り取られ、激しく破損し、衝撃から車外に投げ出された人もいた。この事故で、男性3人と女性3人の計6人が死亡したほか、30人以上が負傷した。複数の香港メディア報道を引用して中国新聞網が伝えた。
九龍バス公司は、今回の事故について、極めて遺憾であるとし、職員を事故現場と病院に派遣して、現場の状況確認や負傷者の慰問にあたらせたとしている。また、負傷者と犠牲者の家族に深い哀悼と慰問の意を示し、今後彼らに対して適切なサポートを行うとの意向を表明した。
18日夜、複数の官僚とともに北区病院に赴き、上水粉嶺公路で発生したバス事故による負傷者を見舞った香港特区政府の林鄭月娥行政長官(撮影・李志華)。
18日夜、香港特区政府の林鄭月娥行政長官は、複数の官僚とともに北区病院に赴き、今回の事故による負傷者を見舞った。林鄭長官は、「今回の事故で6人が死亡し、3歳と12歳の子供を含む39人が負傷した。事故の重大さに非常に驚き、心を痛めている。犠牲となった方々に哀悼の意を表し、ご遺族に慰問の意を示したい。また、負傷した方々は、1日も早く恢復するよう祈っている」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年12月19日