昼寝をする児童の方が成績優秀か

人民網日本語版 2019年07月27日09:44

米国の大学が小学生を対象に行なった研究によると、昼寝を多くする児童の方が幸福感が高く、成績も優れている可能性があるという。北京日報が伝えた。

睡眠不足は児童の間で普遍的で、日中に眠くなる児童は約5人中1人となっている。これが長期化すれば、認知能力や感情に悪影響が生じる恐れがある。

米ペンシルバニア大学の劉江紅教授のチームは、3819人の児童を対象に研究を行い、彼らの睡眠状況の統計をとった。またこれらの児童の心理・生理健康水準及び勉強の成績も検討した。研究者は2928人の整ったデータを収集し、その後の調査と分析に使用した。

総合的に見ると、昼寝を多くする児童の方が幸福感が高く、自制心が強く、勉強の成績も良いという結果になった。また昼寝の時間が長いほどこの効果が顕著だ。毎週3回以上昼寝する児童のうち、6年生の勉強の成績は7.6%向上した。

当然ながらこれは関連性の研究であり、昼寝と勉強の成績の向上の因果関係を証明するものではない。しかし研究者は、これらの結果により昼寝の重要性が意識されるようになるかもしれないと指摘した。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年7月27日

  

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