2020年の東京五輪まであとちょうど1年となった7月24日、「東京2020オリンピック1年前セレモニー」が行われ、大会関係者やアスリートらが出席し、アーティストによるライブのほか、オリンピックメダルデザインが発表された。人民網が伝えた。
同セレモニーの冒頭では、津軽三味線の兄弟奏者である吉田兄弟による演奏に合わせて新体操の2008年北京五輪代表の坪井保菜美選手が、新体操の動きを交えたダンスパフォーマンスを披露。そしてパナソニックのプロジェクターを用いた高速追従プロジェクションマッピング技術による華やかな演出が行われた。
また、「東京2020オリンピック聖火ランナー募集PR」では、聖火ランナー公式アンバサダーの野村忠宏、田口亜紀、石原さとみ、サンドウィッチマンが登場し、会場を盛り上げた。
1万人の聖火ランナーは一般から募集しており、応募締め切りは8月31日まで。対象者は2008年4月1日以前に生まれ、走行を希望する各都道府県にゆかりのある人で、国籍・性別は不問。当選発表は12月を予定している。
同セレモニーでは、「東京2020オリンピックのメダルデザイン発表」も行われ、デザイナーと一緒にウエイトリフティングの三宅宏実選手、カヌーの羽根田卓也選手、女子サッカーの澤穂希選手、バスケットボールの渡邊雄太選手が登場した。メダルのデザイナーである川西純市氏は、「このメダルデザインは、オリンピックを目指して挑戦し続けるアスリートの努力と栄光、世界平和を、輝く光の輪で表現したものとなっている。また、『それぞれの多様性を認め合い、一つの輪になれるような世界』という思いも表現している」と説明した。
同セレモニーの最後には、東京スカパラダイスオーケストラが登場。「Are You Ready To Ska?」を熱唱した。さらに吉田兄弟とコラボし、「DOWN BEAT STOMP」を披露。会場を大いに盛り上げていた。(文・木村雄太)
「人民網日本語版」2019年7月25日