中国国家航天局が明らかにしたところによると、中国の高分解能シリーズ衛星は19日、20日、24日にインドの洪水エリアのイメージングを行い、インドの洪水モニタリングに宇宙からの技術サポートを提供している。人民網が伝えた。
インドでは7月に入り雨が続き、各地で洪水が発生している。17日夜、インド宇宙研究機関は国際災害チャーターによる国際災害救助を依頼した。中国国家航天局は北京時間18日午前1時に国際災害チャーター緊急事務官のデータ要請を受け、直ちに衛星緊急時対応メカニズムの運用を開始した。中国資源衛星センターの緊急救助活動を計画し、高分解能1・2・3号などの国際憲章当直衛星を使いインドの洪水エリアのイメージングを行った。現在までインドに被災前・被災後の14枚の画像データを提供しており、洪水災害のモニタリングの中で重要な役割を果たしている。
国際災害チャーターは2000年に発効した政府間国際減災メカニズムだ。中国国家航天局は2007年5月に加入した同枠組みの10番目の正式メンバーだ。現在まで中国の衛星資源を利用し、30数カ国・地域に国際救援サービスを提供してきた。世界の災害救援及び減災活動を力強く支援し、宇宙大国としての責任と義務を十分に履行している。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年7月27日