ネットユーザーらは総じて「北京ビキニ」という行為に対して反感を抱いているものの、こうした行為を取り締まることに対する意見は様々だった。
新浪微博(ウェイボー)が取締りに関する投票を実施したところ、「賛成。街の景観にマイナスの影響を及ぼすから」を選んだ人は22万3千人、「暑いから、腹出しや上半身裸もやむを得ない」を選んだ人は3万7千人、「本人への指導は良いが、罰金は行き過ぎ」という意見の人は4万2千人、「なんともいえない。ケースバイケースでは」とした人は7万5千人だった。
取締りに賛成するネットユーザーは、総じて、「このような行為は極めてみっともないもので、街の景観を損ねる」という意見だった。一方、取締りに反対するネットユーザーは、「このような行為は、確かにマナーに欠けるものだが、法律違反を犯している訳ではないし、個人の着衣の自由を制限する権利はないはず」という考えだった。
例えば、ネットユーザーから1151件の「いいね!」を獲得した新浪微博ID「whisperd」さんは、「上半身裸で街を歩いている男性は、本当にマナー意識が欠如しておりみっともない」と投稿した。
また、2085件の「いいね!」を獲得した豆瓣ID「柳小跳」さんは、「確かに見苦しいが、衣服着用を規範化することは、やや厄介な事態にならないだろうか」と投稿した。
企業家の羅永浩さんは、微博上で、「『北京ビキニ』は、もちろん私も良いとは思えない。だが、この種の行為を強制的に管理すべきではないと考えている」との見方を示した。
中国人民大学法学院の劉俊海教授は、取締りに対して支持を表明し、「上半身裸で街を歩くのは、視覚的に好ましくないだけではなく、何よりも公共の秩序を損なう行為だ」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年7月23日