「痔の治療薬で有名な馬応龍がコラボした口紅を販売」という話題が18日、ネットで注目を集めている。
馬応龍八宝旗艦店が発表した情報によると、今回発売された口紅は馬応龍のブランド「馬応龍八宝」で、計3色。定価はいずれも138元(1元は約15.64円)で、3色セットは399元となっている。
旗艦店のスタッフによると、この商品は6月中旬頃から販売されている。
馬応龍薬業集団股フン有限公司(フンはにんべんに分)は医薬品メーカーだが、ネットユーザーがその痔の治療薬をアイクリームにすることで目の下のクマを取れることに偶然発見したことから、同社は馬応龍八宝アイクリームを発売。さらに2018年には武漢馬応龍大健康有限公司を設立し、化粧品などの分野に進出した。
実際に近年、国産老舗ブランドは革新的要素を数多く取り入れている。その中でも最も有名なのは故宮博物院のコスメやコップ、スマホカバー、家具など文化的でオリジナリティあふれる関連グッズだ。これらはネットユーザーから注目を集めると同時に、老舗店・ブランド及び歴史ある知的財産権に利益をもたらし、地位を高めた。
国産老舗ブランドが打ち出すファッショナブルなオリジナル商品は、人々の好奇心を満たしているが、それにより業績が上向くことはあるのだろうか。