星河動力(北京)空間科技有限公司が10日に明らかにしたところによると、同社の液体酸素/ケロシンエンジン用ガス発生器がこのほど、7回の地上ホットテストを終えた。テスト時間は合計380秒で、単発で最長の稼働時間は100秒。テストの成功は、同社の運搬ロケット「智神星」の開発に新たな進展をもたらした。科技日報が伝えた。
エンジンがロケットの心臓とするならば、ガス発生器はペースメーカーと言える。エンジンの中核モジュールの一つであるガス発生器は、エンジンの4%前後の推進剤を多燃料で燃焼させる。これにより高温・高圧のガスを噴出し、エンジンのターボポンプに作業媒体を提供する。
同社の40トン級再利用可能液体酸素/ケロシンエンジンはすでにガス発生器、ターボポンプ、推力室のすべての設計を終えている。今回のテストはガス発生器のプランを検証し、製品の技術状態を確かめた。テストで使用された製品は今後の半システム共同テスト、エンジン全システムテストに直接使用できる。同エンジンは「智神星」のメイン動力になる。「智神星」は再利用可能な中型液体燃料運搬ロケットで、同社はスペースX社の「ファルコン9」に照準を合わせようとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年7月11日