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木版画で敦煌文化を発揚するアーティスト

人民網日本語版 2019年05月13日09:49
木版画で敦煌文化を発揚するアーティスト

2004年、30代だった申洪傑さんは、湖南省にある実家から甘粛省敦煌市に旅行に行き、仏教遺跡・莫高窟の非常に精巧に描かれた壁画だけでなく、広大な砂漠の景色やシルクロード文化などに魅了され、そこに住みたいと思うようになった。そして、熟考を経て、木版画が趣味の申さんは敦煌市に本当に引っ越すことを決意。これまでの15年間、敦煌アートを木の上に彫刻刀で刻んできた。 新華網が報じた。

申さんは彫刻刀を使って、仏教で諸仏の周囲を飛行遊泳し、礼賛する天人・飛天や仏教にまつわる物語などをいろんな大きさの木版の上に巧みに描き出す。十数年の間に、申さんは見習い数十人にその技術を教え、中には教える側になれるまでに進歩し、敦煌の木版画教室を開いた人もいるという。申さんの敦煌アートをテーマにした木版画は観光客の間で高い評価を得るようになっており、「彫刻刀を使って敦煌アートを木板の上に刻むというのは、敦煌文化を発揚する一つの方法だと思う。その他、焼き絵や石彫刻にもチャレンジしている。いろんな方法を通して、敦煌文化を継承し、発揚していきたい」と申さんは語っている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年5月13日

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