米下院は現地時間7日、中米関係の大局を顧みず、「2019年台湾保証法案」と「米国の台湾及び台湾関係法の履行に対するコミットメントを再確認する」決議案を審議、可決した。これは基本的な国際法の準則及び国際義務に深刻に背き、深刻な危害性のあるものだ。中国側はこれに断固反対であり、すでに米側に厳正な申し入れを行った。
台湾問題は中国の内政であり、中国の核心的利益と中国人民の民族感情に関わり、外国からのいかなる干渉も許されない。国家主権と領土の一体性を守る中国の決意と意志は固く揺るぎないものであり、いかなる国がいかなる形式や口実で台湾に武器、武器装備または技術を売却することにも断固として反対する。この立場は一貫した明確なものであり、確固たるものでもある。
世界には一つの中国しかなく、「一つの中国」原則の堅持は一致して認められた国際関係の準則であり、国際社会の普遍的共通認識であり、世界各国が対中関係を発展させるうえでの政治的基礎だ。中国人民が「台湾独立」分裂活動に反対し、国家統一という正義の事業の完成を目指すことを、国際社会は幅広く理解し、支持している。現在、米側の一部勢力は台湾問題を利用した対中干渉及び牽制を企てている。これは中国の内政に荒々しく干渉する冒険だ。核心的利益を守る中国の決意は終始固く揺るぎないものだ。もし米側が独断専行して誤った道を歩み続けるのなら、重要分野の中米協力と台湾海峡の平和・安定が深刻に損なわれるのは必至だ。
目下、米側が台湾海峡の敏感な神経を逆なでしたことに、両岸人民は強い憤りを覚えている。「台湾独立」勢力が正義にもとり時勢に逆行し、外国の助けを借りて自らの地位を高めようとすれば、最終的に自ら恥をさらすことになるだけであることは、事実が証明する。中国人の事は中国人が決めなければならない。両岸同胞は共に中国人であり、血は水よりも濃く、互いに見守り助け合うという自然な感情と民族のアイデンティティーは、いかなる者にも、いかなる勢力にも変えられないのだ。
中国側は米側に対して、中国の主権を尊重し、国と国との付き合いの守るべき一線を尊重し、「一つの中国」原則と中米間の3つの共同コミュニケの規定を順守し、米議会による当該法案の審議推進を阻止し、台湾に関する問題を適切に扱うよう促す。中国の政府と人民には、中国の内政に荒々しく干渉するいかなる行為も打ち砕き、国家主権と領土の一体性を断固として守る揺るぎない意志、充分な自信、十分な能力がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年5月9日