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中国の科学研究成果、アラブ諸国に進出

人民網日本語版 2019年02月21日14:05

寧夏中国―アラブ諸国技術移転センター(以下「同センター」)が発表した情報によると、2017中国・アラブ技術移転・革新協力大会契約締結プロジェクト「中国・アラブ節水設備技術移転協力協定」の契約金1億1000万元(1元は約16.5円)が、オマーンの提携先によって使用開始された。これは寧夏回族自治区とオマーンの節水灌漑をめぐる技術移転プロジェクトが、全面的に実行に移されたことを意味する。科技日報が伝えた。

同センターの支援を受け、寧夏大学の孫兆軍氏のチームとオマーン・スルタンカブース大学は2015年に、干ばつ地域資源評価・環境調整重点実験室を共同設立した。オマーンの需要と特徴に基づき、現地に適した新技術・新設備を研究・開発した。オマーンで150平方メートルの実験室と200ムー(約13.3ヘクタール)のモデル基地を建設し、そして寧夏の先進的な節水技術と設備を13の農場で普及させ、大きな成果を上げた。2017中国―アラブ諸国博覧会の会期中、寧夏大学とオマーンの首都マスカットのSuwadi農場が、節水設備技術移転協力協定に署名した。その後調整を経て、さらに節水灌漑技術移転契約に署名した。

中国科学技術部(省)が2015年に同センターを設立してから、寧夏科学技術庁は寧夏自治区科学技術特別資金の援助を受けつつ、自治区内外の大学・研究機関・企業が技術を海外に進出するよう積極的に働きかけている。ナツメヤシ害虫防止、農業IoT、節水灌漑技術・設備、じゃがいも標準化栽培など一連の先進技術・設備の海外進出に成功している。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年2月21日

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