澳門(マカオ)特別行政区政府(特区政府)の公式サイトによると、マカオ治安警察局は16日、広東・香港・マカオ大湾区の発展にとって重要な口岸(出入境検査場)であると同時に、世界観光レジャー・センターとしての地位をマカオが築く上で重要な役割を果たすと期待される港珠澳大橋(香港・珠海・マカオ大橋)について、中国のパスポートを所持する旅客を対象に、9人乗り以下のワゴン車を利用して同大橋の出入境レーンで出入境手続きを行うことを試験的に許可することとした。中国新聞網が伝えた。
マカオから出入りする人と境界外から訪れる旅客の総数(延べ人数)は、数年前から増加の一途を辿り、2018年の出入境者総数は1億7900万人、入境旅客は3580万人にそれぞれ達した。港珠澳大橋の開通によって、顕著な分流効果が現れ、広東・香港・マカオ地区を行き来する旅客は日ごと増加している。
治安警官局は、各出入境検査場における出入境措置を継続的に評価・合理化し、港珠澳大橋が香港地区および広東省の各都市と繋がっているという利便性を考慮に入れ、関連部門との検討を経て、今年2月16日より、同大橋の出入境業務所において、9人乗り以下のワゴン車の乗客が中国のパスポートを所持している場合に限り、出入境手続きを行うことを試験的に許可することとした。
関連措置の実施によって、一部の車両が大橋の出入境レーンを利用すれば、分流効果が予想され、同時に、關閘 (ボーダーゲート)と路◆城(蓮花)出入境検査場(◆は凵の中に水)が混み合う時間帯の車両の渋滞を緩和することも可能となる。
今のところ、9人乗り以下のワゴン車を利用してマカオの各出入境検査場で出入境検査を受けられるのは、外交関係者、マカオ住民、永住的な香港住民、香港・マカオ通行証所持者および外地で雇用されていることが証明可能な労働ビザ(いわゆるブルーカード)所持者となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年2月18日
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