中国教育部(省)試験センターと英ブリティッシュ・カウンシルは15日、中国英語能力等級量表と英国の英語試験であるIELTSとAptisのスコアと対応させる研究結果を発表した。これによると、中国英語能力等級量表の4級から8級は、IELTSの4.5点から8点に相当することになる。中国は量表に基づき、高等教育段階の中国英語能力等級試験を開発中だ。北京日報が伝えた。
中国英語能力等級量表(CSE)は昨年4月、中国人学習者向けに初めてとなる英語能力標準を発表した。中国の英語学習者と使用者の英語言語能力を1−9レベル、基礎・進歩・熟練の3段階に分け、それぞれ能力別に初級・中級・高級と称している。中英両国は2016年にはすでに英語能力基準に関する協議を始めており、両国における各種英語試験と中国英語能力等級量表のスコアを結びつける研究を共同展開することを決定していた。
その結果が15日に正式に発表された。その中で、IELTSの4.5点は中国英語能力等級量表の4級に、5.5点は5級に、6点は6級に、7点は7級に、8点は8級に相当するとされた。IELTSのリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングにもそれぞれの等級が設けられる。
Aptisの成績にはリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングが含まれる。リスニングが14点の場合、CSEの3級に相当する。スピーキング29点は4級で、ライティング45点は6級となる。
中国教育部試験センターの于涵副主任は、「中国英語能力等級量表はIELTS及びAptisのスコアと対応することになる。中国の言語テスト基準の海外進出はこれが初めてとなる。同センターは中国のTOEFL運営団体とも契約に署名し、TOEFLテストと中国英語能力等級量表のスコアと対応させる研究も展開している」とした。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年1月16日
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