中国とフランスが共同開発する初の衛星「中仏海洋衛星」が29日8時43分、中国の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。科技日報が伝えた。
国防科技工業局への取材によると、同衛星は正式に引き渡された後、地上から520キロ離れた軌道上で稼働を続ける。世界各地の海面の波風の、広範かつ高精度の同時観測を実現する。その観測データは両国によって共有される。
同衛星の開発期間は10年。中国側が衛星プラットフォーム、海風観測ペイロード、発射・制御を担当。フランス側が波観測ペイロードを担当。これは両国のハイテク協力の一里塚であるだけでなく、双方が気候変動問題への共同対処などで引き続き協力を強化することも具体的に示しており、両国の海洋衛星プロジェクトの発展、衛星応用・サービス水準の向上を促すことになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月30日
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